【絵本】トペラトト おもいでをたべるオバケのはなし

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旅の思い出とお土産を兼ねて購入した絵本でしたが、子どもより大人にとても人気だったので、ここでもお勧めです。

【タイトル】トペラトト おもいでをたべるオバケのはなし
【作者】田島征三, おおたかしずる
【発売日】2015年03月
【出版社】現代企画室

トペラトトの住処

トペラトトという謎のキーワード、これが思い出を食べるお化けのことなのですが、思いがけずこいつの住処を見学したのがこの絵本との出会いでした。

鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館

トペラトトの住処は山々に囲まれた十日町市に佇む鉢集落の、親子で一日遊べる空間絵本美術館として生まれ変わった廃校です。

絵本作家の田島征三さんと十日町の人々の思いが詰め込まれた廃校美術館は、お化けが住むと言いながらも明るい雰囲気を残し、子どものいなくなった今でも静かに時を過ごしていました。

廃校の中を歩き回り、田島さんの制作した流木のアート見学も楽しかったのですが、絵本のキャラクターがこの廃校の中に隠れているという演出もなかなか面白いものでした。お化けというからには恐ろしいかと思いきや、実物はなんだかひょうきんで、多分オバQとかとおなじカテゴリーなんですかね、不思議な生き物のトペラトト。

思い出がたくさんある方がグッとくる

本題の絵本の中身ですが、とてもシンプル。思い出を食べるトペラトトが様々な人々の思い出を面白い擬音付きでムシャムシャと食べる。どんどん食べ歩いて最後に赤ちゃんに会う…。赤ちゃんとトペラトトの出会い、どうなっちゃうのか!という結末のところで、なぜか子どもよりも大人の方がグッとくるらしいです。本は子持ちの友人にプレゼントしたのですが、奥さんがちょっと泣いたと大絶賛でした。美術館に一緒に行った友人も「泣いた~」と言っていたので、多分思い出がたくさんある人の心には、深く届くお話しみたいです。

おそらく0歳~6歳くらいまでの対象年齢の作品ですが、子どもと一緒に思い出を分かち合いたい人に、おすすめです。

おすすめターゲット層

最後にサクッと全体のまとめをどうぞ!お子さんの絵本選びに悩まれている方、ご友人の出産祝いを考えている方など、ぜひ参考にしてみてください。

年齢層

0歳~6歳くらいの乳幼児向けで、文字が少なく絵が大きめです。擬音を使っている部分が多いので、読み聞かせが面白いかもしれません。

ジャンル

オバケと書いてありますが、ホラー要素はありません。(大人が深読みしたら場合によってはホラーを見出せるかもしれませんが…)他の絵本で言うとバーバパパなどと同じ方向性でしょうか、怖さOなので安心して読めます。

特筆

新潟県十日町市の美術館とコラボしている作品です。現地に行くとより一層楽しめる作品です。お子さんの芸術やアートに対する最初の一歩としてもおすすめできる子供のための美術館なのでぜひ。

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